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皆さまこんにちは。
「ADPAニュースレター」2019年10月号(Vol.017)をお届けします。
まずは先回のペーシングです。

…傾聴するためには、自分をニュートラルな状態にし、可能な限り自分の価値観を手放す(又は保留にする)必要があります。
価値観を維持しながら話を聴くと、相手の考え方や行動に対して「評価」するようになり、「善悪」や「好き嫌い」が生じます。
そのような聴き方は、仮に態度に表さなくても相手には波動が伝わり、相手は心を開いて話をすることが難しくなくなります…。

詳しくはアーカイブをご覧ください。
https://adpa.site/coaching/active-listening/active-listening-2/

今回のテーマは「無意識の自動運転」です。

有能な無意識

無意識の自動運転
人間の無意識は意識よりも遥かに有能で、頭で考えなくても勝手に色々なことを実行してくれます。

意識と無意識については、下記ページをご参照ください。
人間の意識:https://adpa.site/nlp/program/awareness/
元々無意識は私が望んでいるものを手に入れようとしています。
そして、人間の持つ最高の力は無意識の中にあります。

ところが、今までの経験や知識を拠り所にして頭の中で色々な事を考えると、無意識の能力は発揮できなくなります。

「インナーゲーム」の著者ティモシー・ガルウェイは、セルフ1・セルフ2という名前を付けてこれらを明確に分けています。

指示をして評価する私がセルフ1、実行する私がセルフ2。
つまりセルフ1はプログラムの影響を受けた意識、セルフ2は無意識です。

人間が最高の力を発揮している時は無の状態であり、頭の中に雑音が無く、身体が自然に動いている状態です。

ここにはセルフ1の存在がありません。セルフ2、つまり無意識が自動運転している状態です。

アスリートが最高のパフォーマンスを発揮している時も同様に、心は静かで高い集中力があり、身体をコントロールしようと思わなくても、自然に身体が適切な動きをしてくれる、無意識の自動運転と言えます。

「考えるな、感じろ」というブルースリーのセリフは、正に無意識の自動運転です。

ゴールを思い描く

ゴールを思い描く
「無意識に最高の力がある」とお伝えしましたが、あくまでも無意識は意識に従います。

どんなに能力があって「頑張ろう」と決意しても、心の根底に「自信がない」とか「失敗したらどうしよう」があると、無意識は「失敗」のイメージを実現するためにエネルギーを注ぎます。
それでは、無意識の力を私の願う方向に発揮させるためには、どうすれば良いでしょうか?

まず私のゴールを明確にします。
実現できるかどうかの根拠は要りません。
ただ心から願う私のゴールを明確にします。

そして無意識に対して、余計は指示は出さずにゴールだけ示します。
コンピューターにコマンドを打ち込めば、後は勝手にシステムが実行してくれるように、無意識にゴールを示すだけで後は任せておけば良いのです。

但し、無意識に対する指示は、言葉ではなく五感情報で伝えます。
「これがゴールなんだよ」というイメージを、身体に教えてあげる感覚です。
見える景色、聞こえる音、手触り、香り、味、そしてその時の感情…。

ゴールイメージが無意識に伝わると、無意識はゴールに向かって動き始めます。
無意識が動き始めると、頭で考える「行動」ではなく、自然な「振る舞い」が変わってきます。

人間が意識して行動できることは、生活全体から見ればほんの僅かですが、無意識は、私がコントロールできない全ての時間と身体全体を使ってゴールに向かう活動にエネルギーを注ぎます。

重要なのは、ありありとゴールを思い描くことです。
文責:相澤雅夫
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