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皆さまこんにちは。
「ADPAニュースレター」2019年6月号（Vol.013）をお届けします。
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- 劣等性：客観的に差異があること。「身長が10cｍ低い」など
- 劣等感：劣等性を感じていること。「あの人より背が低い」など
- 劣等コンプレックス：前進する勇気が持てない理由に劣等感を利用すること。「だから私はダメなんだ」など
「劣等性」自体に善悪はないこと、「劣等感」は、人生を前進させるエネルギーになり人間に必要なこと、「劣等コンプレックス」は単なる思い込みや勘違いであって、その正体が分かれば決して怖いものではないこと、などに気づけば、自ら新しい生き方を選択できるようになります…。
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無意識のエネルギー
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私たちは言葉や行動で表さなくても、無意識のエネルギーを発しています。
無意識なので自覚はほとんどありません。
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そして周りの人たちは、このエネルギーを無意識的にキャッチしています。
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身近な例で言うと、幼い子供は、一緒に遊んでくれる人とそうでない人を直ぐに見分けることができます。
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子供が好きな人と苦手な人では発しているエネルギーが違うからです。
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皆様も、一緒にいて居心地の悪い人と落ち着ける人がいるのではないでしょうか。この違いは、発しているエネルギーの影響があるのではないかと考えます。
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動物であっても同様の現象があります。
例えば私が誰かの家を訪問すると、犬が尻尾を振りながら「撫でて」と言わんばかりにすり寄ってきます。そのうち寝っ転がってお腹まで出してきます。
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飼い主の方は「おかしいなー、初めての人が来たら吠えるんだけど…」と言います。
私がこのように犬に好かれるのは、私が犬好きだからだと考えていますが、だとすれば犬にもこのようなエネルギーを感知する能力があるのでしょうか？
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「犬は、その人の態度・行動を見て判断する」と言う専門家もいますが、目が見えない老犬でも気配を感じただけで同じように反応するので、この説明では不十分です。
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この無意識のエネルギーは、物理的な距離も超越すると考えられます。
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例えば、誰かの事を考えていたら、その人から電話がかかってくる。
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子供の身に危険が及ぶと母親は胸騒ぎを感じる、などの現象です。
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スポーツの世界では「観戦する人が応援」し、「応援を受けて選手が力を得る」ことがあります。
これもエネルギーのやり取りが成されている現象かもしれません。
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この無意識のエネルギーの力を積極的に活用する行為が「祈る」ということだと思います。
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そもそも私たちは、深い無意識の領域では繋がっていると言われています。
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ユングの提唱する「集合的無意識」では、民族や国家、人種を超えて全人類に共通して存在する無意識があると言います。美しいものを美しいと感じる、可愛いものを可愛いと感じる感性は、時代や民族を超えて存在します。
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また、この集合的無意識には人類の叡智がつまっているとも言われています。
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インスピレーションやクリエイティブなアイデアは、ここから来ることもあるのではないでしょうか？
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ハワイ発祥の「ホ・オポノポノ」は、潜在意識の深い所では誰もが「記憶の海」に繋がっていると言います。
相手に何か問題があれば、同じ所に繋がっている私にも同じ問題があるので、私が浄化されることによって相手の問題も解消する、という考え方です。
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ピグマリオン効果
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「ピグマリオン効果」とは、教育心理学の分野で生まれたセオリーで、教育者の生徒に対する「見方」が、生徒の学習成果に影響を与えるという考え方です。
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例えば、Aグループの教育者に「あなたが担当する生徒は天才集団です」と伝えます。
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Bグループの教育者には「あなたが担当する生徒は落ちこぼれの集団です」と伝えます。
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一定期間実験した結果、Aグループの生徒は平均点を大きく上回り、Bグループの生徒は平均点にすら届かない成績となります。
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これは一つの学説ですが、私自身の経験からも、教師が生徒をどう見るか、上司が部下をどう見るか、親が子をどう見るか、この「見方」で、能力が発揮できたり、出来なかったり、という影響は少なからずあるだろうと感じています。
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コーチングに限らず、私たちが良好なコミュニケーションをとるためには、無意識レベルで相手を受け入れ承認しているかどうか、にかかってきます。
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どんなに言葉で取り繕っても、無意識のエネルギーが伝わるからです。
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コーチングの大原則、「この人は自分で答えを見つけ出す力を持っている」「この人はパーフェクトな存在である」「この人は無限の可能性を持っている」ということを心から信じられれば、自動的にパワフルなエネルギーが相手に伝わり、影響を与えていきます。
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◇ ADPAサイト / 最新記事：ニューロ・ロジカル・レベル（人間の意識の6段階）
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