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皆さまこんにちは。 「ADPAニュースレター」2020年10月号(Vol.030)をお届けします。 まずは先回のペーシングです。
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- 営業職で、「雑談力」はあるが成果が出ない人、寡黙で人と話すのが苦手だが成果を出している人がいる
- つまりビジネスの現場には、「雑談力」だけでは通用しない大事な局面がある
- 「仲良くなる」と「信頼を勝ち取る」とは違う
私はこの記事を読んで、「コーチングのスキルに似ているな」と思いました。 コーチングでは「ラポール(信頼関係)」を最も重要視します…。
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心の中の「孤独」
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ある専門家から、自死を考える人の根底的な要因に「孤独」がある、と聞いたことがあります。
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例えば、仲の良い家族がいて、仕事も順調で、友達がいて…、
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という一見幸せそうな生活でも、立場上「弱音を吐けない」とか、皆の期待に応えるため頑張る」などで無理をしていたり、本音で話せる人が身近にいない場合、心の中に「孤独」を抱えてしまいます。
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人が持つ一番強い本能は「生存本能」だと言う人もいますが、それでは自ら命を絶つ人が毎年約2万人もいる説明がつきません。
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所属感
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アドラー心理学では、「共同体感覚」という価値観を大切にします。
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「共同体感覚」の解説はスケールの大きなテーマになりますので、次の機会に譲りますが、その一部に「所属感」があります。
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「所属感」は、「私は社会の一員である」という意味ですが、分かりやすく表現すると「自分の居場所がある」という感覚です。
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家庭でも学校でも職場でも、あるコミュニティの中で自分は受け入れられていて、更に人の役に立つことが出来ると、幸せを感じることができます。
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人は「所属感」が高いほど幸せを感じやすく、「孤独感」はその対極にあると言えます。
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コーチングの仕事をしていると、「今まで誰にも言えなかった」というクライアントの悩みを聴くことがあります。
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本音を聴いてあげて、共感してあげて、何でも受け止められるコーチがいれば、それだけでも存在価値は大きく、居場所にもなり得ます。
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「何があれば幸福か」という問いに対して、一般的には、健康・経済・人間関係・仕事…、などの項目が並びますが、外的な側面が多いように感じます。
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- 自己受容:
自分が好き、又はそのままの自分を受け入れられること
- 他者信頼:
人を信頼していること、仲間だと思っていること
- 貢献感:
自分は誰かの役に立てると思えること
この感覚を持てるようになれば、外的な環境が十分でなくても幸せを感じることが出来るのではないでしょうか?
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また、この3要素は「共同体感覚」の構成要素でもあり、相関関係を持っているように感じます。
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コーチングでは、この3要素をクライアントと一緒に探すことも行います。
これにら気が付くことで、クライアントは未来に希望を持ち、幸せを掴むための行動や勇気を得られると信じるからです。
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