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皆さまこんにちは。 「ADPAニュースレター」2022年3月号(Vol.047)をお届けします。
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縦の関係である親子、上司部下、先生生徒も人間としての価値は同じです。 組織の中での上下は、目的に向かっていくための役割であって、人間としての価値は等しく対等です。
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つまり人間の本質は全て横の関係であって、縦の関係は組織や社会の中での役割であるにも関わらず、人間そのものの上下だと勘違いしてしまう所に問題が生じます…。
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例3_友達
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横の関係である友達でも、人間関係が悪くなることがある、と思う方もいるでしょう。
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これは、横の関係である友達なのに、そこに上下関係を作ってしまうから悪くなると考えられます。
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例えば、意見が分かれた時に「私が正しい」「相手が間違っている」という思考は、どこかで上下関係を作る行為です。
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本当に信頼し合っている友達であれば、「そう考えるんだね」と相手の意見を受け入れ、「私はこう思う」と自分の意見も伝え、考え方が違っていてもお互いを尊重し認め合えるはずです。
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横の関係を築くことによって、優劣からくる負の感情から解放され、お互いの個性を認め合う真の友達になれます。
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当たり前の話ですが、男性と女性の価値は同じです。何故男尊女卑のような時代が過去にあったのでしょうか?
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恐らく、力仕事をさせれば男性の方が優位に立つなど、「力の強い者が上」のような貧しい考え方だったのかもしれません。
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男性は男性が得意なことがあり、女性は女性が得意なことがあって、こちらも役割が違うだけで、上下ではなく横の関係です。
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結婚しても、どちらが稼いでいるとか、どちらが家事をしているなどを上下で見ることなく、夫婦又は家庭の理想・目的を中心としての役割があり、人間としては横の関係であると見ることが大切です。
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性差を無くそうという風潮があります。差別はあってはならないことですが、生物学的な違いは当然あります。
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違いを認めた上で、上下ではなく横の関係を作り、適性に合ったポジションで活躍できる社会が作れるはずです。
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幾つかの身近な例でご紹介したように、全ての人間関係は横の関係です。
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そうは言っても、賢い人と愚かな人、富める人と貧しい人、身分の高い人と低い人がいるじゃないか、という意見もあるでしょう。
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私はこのような社会は過去の産物であって、今後世の中が成熟社会になるにつれ無くなっていくだろうと考えています。
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ビジネスの社会でもwin-winの関係や、「お金に物を言わせる」ことが通用しなくなりつつあります。
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過去の縦社会から、インターネットに代表されるように簡単に横の繋がりを持てるようにもなりました。
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世界的に、人種、国籍、宗教、障害等々、多様性に寛容な社会になりつつあることは実感していただけると思います。
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このような時代的背景の中で、コーチングも認知され、活用され始めたのだと感じます。
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コーチングのコーチは、クライアントと横の関係を築けるかどうかが大変重要です。
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コーチがクライアントに対して「助けてあげる」「変えてあげる」「教えてあげる」など、上の位置にいる意識を持つとコーチングになりません。
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逆に、クライアントをお客様扱いして遠慮するとか、言われた通り従うなど、下の位置にいる意識でもコーチングになりません。
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あくまでも横の関係で、どんな内容でも受け入れ、言うべきことはしっかり伝え、一緒に同じ方向に向かうことで、コーチングの効果が発揮されます。
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このことは、コーチに限らず全ての人に共通しています。
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人間関係に問題が生じるのは、自分でも気がつかないうちに上下で見てしまう癖があるからです。
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上下の意識がどこかにある限り、優越感や劣等感、競争、承認欲求など、余計な所にエネルギーを使い、自分らしさを失ってしまいます。
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繰り返しになりますが、組織上の上下は役割であって、人間は全て横の関係です。
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この考え方にマインドシフトすれば、人間関係はどんどん好転していきます。
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