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皆さまこんにちは。
「ADPAニュースレター」2020年4月号(Vol.023)をお届けします。
まずは先回のペーシングです。

……「Iメッセージ」を聞かされると、自分の行動に対して周りの人がどう感じるのか学ぶようになります。
成長するにつれて、自分を愛してくれる人が悲しむことはしなくなります。
その上で「Youクエスチョン」を聞かされると、自分の頭で考え、自発的に行動できる能力が身についてきます…。

詳しくはアーカイブをご覧ください。
https://adpa.site/coaching/i-message_you-question/

今回のテーマは「ピンチはチャンス」です。

コロナ時代を生きる

新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの影響により、様々な面で被害に遭われている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

思いも寄らないパンデミックにより、生活の変化を余儀なくされ、先の見えない未来に不安を感じていらっしゃる方も多くいると思います。
ペストやスペインかぜのように、過去には歴史を変えてしまうほど大きな被害をもたらしたパンデミックもありました。

今回の感染症が、現時点(4/14現在)でいつ収束するのか、どこまで被害が広がるのか分かりませんが、私たちはこの事態にどう向き合ったら良いのか、コーチングの視点(あくまでも私見)で考えてみます。

ピンチとは

ピンチ
コーチングやNLPでは、「ピンチはチャンス」であると考えます。

これは単なる励ましや方便ではなく、具体的な対応策としての説明ができます。

そもそもピンチとは何でしょうか?
事件や事故など大変なことが起こった。状況が変わって劣勢になった。頑張っても思い通りにならない。
このような情勢で、どうしたら良いか分からない場合にピンチと感じるかもしれません。

ピンチという状態は、別な言い方で表現すると「今までのやり方が通用しなくなった」と言うこともできます。

何故チャンスなのか

チャンス
「今までのやり方が通用しなくなる」ことがピンチだとすれば、「違う方法」や「もっと力をつける」ことで、ピンチを脱することができます。

つまり、「今までの方法では通用しない」ことに気づき、どうしたら良いのか「別な方法」を考え、それを実践することで「学び」と「成長」が得られます。
あるいは、「そもそも何故私はこれをやろうとしているのか」などもっと本質的な問いを持ち、大きな気づきを得られるかもしれません。

このようにピンチによって、何かを学び、その後の行動によって成長するチャンスを与えられます。
恐らくピンチが大きければ大きいほど、学びと成長も大きくなるはずです。

ピンチがなければ、このような学びも成長も得られません。
そういう意味で、ピンチはチャンスになります。

人間の意識レベル

ニューロ・ロジカル・レベル
「ニューロ・ロジカル・レベル」
https://adpa.site/nlp/neuro-logical-level/human_consciousness/
でご紹介したように、人間には意識のレベルが6段階あります。

ピンチはチャンスですが、自動的にチャンスが訪れるわけではありません。
事態をどうみるのか、どのような意識を持ち、どのような認知を持つかで、人生が大きく変化します。

今回の新型コロナウイルスの状況を受けて、人々の反応を観察してみると、幾つかの種類に分けられます。

■ 恐れと不信のゾーン
  • 不平不満を言う
  • 生活必需品を買いに走る
  • 信憑性に欠ける情報を拡散する
  • 何とか元の生活に戻ろうとする
  • 将来を悲観する
■学びのゾーン
  • 今までの方法では通用しないことに気が付く
  • 自分がコントロールできないことは手放し、何ができるのか考える
  • それぞれの立場でベストを尽くしている人達に関心を持つ
  • 新しい環境やこれからの時代に適応する道を探る
  • 自分にとって本当に大切なことは何かを見直す
■成長のゾーン
  • 今までとは違う方法を試してみる
  • 自分が出来ることや得意なことで他者に貢献できることに価値を感じる
  • 他の人の事情や気持ちが分かる共感力を持つ
  • 今の自分を受け入れ、人との繋がりの中で創造性を発揮する
  • 小さな事にも感謝の気持ちを持ち、未来に希望を持つ

ピンチをチャンスに変える

ピンチはチャンス
「恐れと不信」のゾーンで感情に振り回されても、成長は望めません。

また、元の状態に戻ろうとすることも、不要ではありませんが、そこを目標にするとせっかく成長できるチャンスを無駄にするかもしれません。
どんな状況下でも学べることは必ずあります。

「この度の危機的状況で、私はどんなことを学び、どんな成長ができるのか」と、まるで小説や映画を観るように期待しながら生きていけば、必ず学びと成長があると信じます。

これは個人においても、社会や国家、そして世界に至るまで同じことが言えます。

今回のパンデミックに対応するため、日本においても危機管理のための法整備、経済対策、雇用や仕事のスタイル、緊急時の医療体制、教育現場等々、組織の枠組みやあらゆるシステムを見直す必要に迫られ、逆にこれを乗り越えればより強い国、より国民に優しい国になれるチャンスです。

個人においても国や世界においてもピンチはチャンスと言わざるを得ません。

文責:相澤雅夫
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