母親との確執がある方は多いと思われます。
私もその内の一人でした。
幼少のころは、母から理不尽に咜られてばかりで、自分の伝えたい気持ちを受け取ってもらえず、そのまま成長してしまいました。
高校生の時に、親族のことで大きな問題があり、心を深く傷つけられるような出来事がありました。
しかしその時も、誰にも私の心は守ってもらえず、反抗することも出来ませんでした。
この一連の出来事をコーチに聴いていただいた後、幼少期の頃に戻ってある特定の場面をやり直してみるというコーチングセッションを受けました。
セッションの後、本当は母を深く愛していたこと、本当の母は優しいところが沢山あって優しく接してもらえた時期もあったことを思い返しました。
大人になってから、母に辛くあたっていたこともありますが、本当は、母と他愛もない話をしてコミュニケーションをとりたかっただけのことと気付きました。
最近になってその事を母に伝えたら、母はキョトンとした顔をしておりましたが、私の気持ちを受け取ってくれたみたいでした。
それからは、「私は母にどう接していきたいのか」「母に何をしてあげられるか」を、考えることができるようになりました。
私は兄を亡くしておりますが、その事についても母と話しが出来ました。
母は「お前が長生きしてくれればいいし、居てくれてお母さんは良かったよ」と言ってもらえました。嬉しくて涙してしまいました。
今は、私は生まれて来て良かったし、生きていて良かったんだと実感しております。
母にも事情があり、気持ちに余裕がなかっただけのことで、冷静に話しをすれば理解し合えることも分かりました。
ボタンの掛け違いからのことだと思います。
相性などもあるかと思いますが、親なりに必死になって自分の愛情を注いでくれていたんだなと思います。
その頃は理解出来なくても、大人になった私が幼い頃に戻って、「どう言って欲しかった?」と問うことで大きな気づきを得ることが出来ました。
そして、素直な気持ちを伝えられたことが、修復に繋がったと思います。
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