子供のなぜなぜ期
幼い子供が言葉を話すようになり、お父さんやお母さんと会話ができるようになると、「これなーに?」とか「どうして?」などと、次々質問してくるようになります。
これを「なぜなぜ期」と呼ぶそうです。
子供にとっては、未知のものに囲まれた環境で、純粋な好奇心から質問したり、実際に触れたりしながら、色々なものを認知していく大切な期間です。
急速に脳が発達する時期であると同時に、親と子の絆を深める意味でも大切な機会なので、もし分からない質問であっても、会話を終わらせずに、一緒に調べるなどして子供の疑問に向き合う姿勢がとても大切です。
時間に対する感じ方の違い
大人になると時の流れが早く感じられる、という話をよく耳にします。
例えば、小学生の頃の1年間と、最近の1年間を比べてみると、時間の経過に違いが感じられるでしょうか?
恐らく、「もう忘れてしまった」という人以外は、小学生時代の方が沢山の思い出があって、充実していた1年間に感じるのではないでしょうか?
理由の一つは、未知の体験をすることで新しいものを吸収し、学び、成長し、それに伴う感情も刻まれているからだと思います。
大人になると、知識も経験も増え、新しいことに出会う機会が減るために、刺激が少なくなり、その分時間の経過を早く感じるのだろうと考えられます。
思考停止の理由
ところで、大人になって年を重ねた私は、どれだけの経験を積んで、どれだけの知識があるでしょうか?
例えば、今住んでいる市区町村の人口に対して何人くらいの知人がいますか?
その地域にはどんなお店があり、何軒くらい訪れたことがありますか?
それを日本全体、世界全体に広げてみるとどうでしょうか?
知らない場所、会ったことがない人があまりにも多いことに気が付くと思います。
また、前述の幼い子供のような質問、例えば「どうしてトマトは赤いの?」とか、「なんで蝶々は飛べるの?」に対して、子供が納得できるような説明ができるでしょうか?
私たちはある程度年を取ると、「世界はこんなものだ」「人間はこういう存在だ」「これが常識」「当たり前」を身につけてしまい、それ以上の探求や学習を止めてしまいがちです。
さらに、人間の脳の特徴として、深く追求して未知の領域に進む事に不安を感じるため、「これが答えなんだ」という安住の場所に留まる傾向があります。
このような状態は、生きていく上で便利なのかもしれませんが、思考停止になり、これ以上私の成長は見込めないばかりか、どんどん頭は硬くなり老化が促進されてしまう危険があります。
精神は成長し続ける
先程「大人になると、知識も経験も増え、新しいことに出会う機会が減る」と述べましたが、多くの場合は思い込みであることも事実です。
幾つになっても若々しくイキイキと生きている人は、色々なことに関心を持ちチャレンジし続けている人です。
人間は、身体は年を取って老化しても、精神は成長し続けると言われています。
分っているつもりが実はまだまだ知らないことばかりである事実を知って、色々なことを「問い続ける」事が大切です。
もし、「充実感がない」「マンネリ化している」「楽しくない」という方は、新しい場所に行ってみる、新しい人に会ってみる、新しい体験をしてみる、などを試してみてください。
アップデートされる私
そして最もお勧めするのは、コーチングです。
自問自答することも悪くはありませんが、結局は自分の思考の枠の中からの答えだったりします。
既存の思考の枠を取っ払って、全く考えたこともないような「問い」を与えられ、今までにない視点で探索した結果、大きな気づきが生まれ、私がアップデートされていくことが、コーチングの醍醐味です。
アップデートされた私は新しい行動を起こし、その体験から学び、新しい「問い」を持ち、さらに新しい行動につながる。
このサイクルで私は成長し続けることが可能になります。
先入観なく観察し「問い続ける」ことが大切です。
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