今回ご紹介するワークは、ある企業の社内研修内で実際に導入し、好評を得たものです。
参加者からは次の感想が寄せられました。
- 他人からどう思われているのか、自分の認識とどれだけ違うのか知ることができて、楽しかったです
- ジョハリの窓のようなワークがあると、自己肯定感も上がっていくのかなと思いました
- 他の人(他グループの人)にもどう思われているのか知りたくなりました
- 自分の強みと弱みを理解した上で、どう仕事に活かしていけるのか、工夫していきたいと思いました
それでは、実際の手順をご紹介します。
ステップ_0:準備
- 図のようなワークシートを参加者の人数分準備してください
(データファイルをご希望の方は、文末をご参照ください) - 人数は3名以上のグループで、6〜7名を超える場合は複数のグループに分けてください
- 付箋紙(単語が1フレーズ書けるサイズ)を、各グループに1束分準備します
- 全体を見ながら進行する人を立てます
ステップ_1:自分を表す言葉を選ぶ
- ジョハリの窓ワークシートを参加者に配ります
- 参加者はワークシートに自分の名前を記入します
- 次の単語群の中から「自分を表している」と感じる言葉を 5〜6個 選んで「A 開いた窓」に書き込みます
- 後から増えることもあるため、スペースはある程度空けておきます
※ 候補の単語は自由に追加してください。これをプロジェクター等で全体に見えるように映しても良いし、紙で配布しても良いです。
□ 単語候補
明るい/落ち着いている/挑戦的/慎重/親切/論理的/柔軟/誠実/責任感がある/冷静/情熱的/協調性がある/リーダーシップがある/思いやりがある/創造的/几帳面/前向き/素直/正直/行動力がある/観察力がある/安心感がある/信頼できる/判断が早い/聞き上手/楽しい/おおらか/意思が強い…
ステップ_2:他の人があなたを表す言葉を選ぶ
- 参加者は右隣の人に自分のワークシートを渡し、左隣の人のワークシートを受け取ります
(時計回りでも反時計回りでもOK) - 受け取ったワークシートの人を表す言葉を、候補の中から選んで付箋紙に記入します
- 付箋紙1枚に対して1フレーズ、3枚程度を「B 盲点の窓」に貼り付けます
- これを人数分繰り返します
ステップ_3:結果を分類する
自分のワークシートが返ってきたら、内容を次のように分類します
- 「B 盲点の窓」に貼られている言葉が、自分も自覚している場合は「A 開いた窓」に移動します
- 自分は気がついていなかった場合は、そのまま「B 盲点の窓」に残します
ステップ_4:ふりかえり
次のような観点でふりかえります。
- 「A 開いた窓」に多かった特徴は、あなたの強みとしてどんな場面で発揮されていますか?
- 「B 盲点の窓」に出た言葉の中で、新しい気づきはありましたか?
- 「C 秘密の窓」の中で自己開示した方が良いと思う内容はありますか?
ステップ_5:強みと弱みを理解する
- 今回のワークを通して、改めて自分の強みを3つ挙げます
- その強みが行き過ぎると、どんな弱にみなるのか考えます
- バランスを取るためにはどうするのが良いかアイデアを出します
ステップ_6:グループ内で共有する

- 今回のワークで「気がついたこと」「感じたこと」などをそれぞれ発表し、他者からのフィードバックをもらいます
- 進行役の人は、順番に1人ずつ全員が発表できるように、配慮してください
最後の発表の場も、自己開示になり、他者からのフィードバックにもなります。
今回ご紹介したワークはほんの一例ですので、現場に合わせて応用してください。
ジョハリの窓を使ったワークの目的は、自己理解と他者理解を深め、信頼関係の構築とチームのパフィーマンスを上げることにあります。
上手にご活用ください。
□ ワークシートご希望の方は、下記お問い合わせフォームより
「ジョハリの窓ワークシート希望」とご記入の上、送信ください。
「ふりかえりシート」とあわせて、PDFファイルをお送りいたします。
「ジョハリの窓ワークシート希望」とご記入の上、送信ください。
「ふりかえりシート」とあわせて、PDFファイルをお送りいたします。
□ お問い合わせ
https://adpa.site/contact/






















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