エフィカシーとは
エフィカシーとは、自己効力感のことです。
「自分ならできる」と自分の能力を信じ、「自分はこのゴールを達成できる存在である」などの自己評価のことです。
ポイントは、「今の能力」ではなくゴールに対する自己評価であることです。
まだできていなくても、「自分はやれる存在だ」と認識している状態。
これがエフィカシーです。
そして「自己評価」なので、他人の評価はあまり気にしません。
「お前には無理だ」と言われても、「自分はできる」と信じているのがエフィカシーの高い人です。
エフィカシーが高いと何が良いのか
エフィカシーが高い人は「自分はできる」という前提があるため、次のような考えや行動に繋がります。
- 挑戦を避けない
- 過度に失敗を恐れない
- 問題を「障害」ではなく「課題」と捉える
- 他人の評価に振り回されにくい
もし上手くいかなくても、そこからから何かを学び、成長していけるのがエフィカシーの高い人です。
逆にエフィカシーが低い人は、次のような考えを持ちやすくなります。
- どうせ無理
- 私にはできない
- 失敗したら終わりだ
これらの思考は、本来持っている可能性を自ら閉ざしてしまいます。
このように、エフィカシーは能力そのものよりも「能力を発揮させる土台」と言えます。
同じスキルを持っていても、エフィカシーが高い人の方が結果を出しやすいのはそのためです。
エフィカシーを上げる方法
では、どうすればエフィカシーは上がるのでしょうか。
まず、人間の脳の機能からお伝えします。
私たちの脳は、何に囚われているでしょうか?
鍵は、言葉です。
これを検証するために、以下2つの実験にトライしてみてください。
但し、ルールは「言葉を使わない」です。文字や数字、心の中の声もNGです。
いかがでしょうか?
この実験で「言葉がないと思考できない」ことを実感すると思います。
但し、他者からの全く違う質問に答えながら考えてください。
この実験で何が分かったでしょうか?
「質問には抗えない」と、「一つのことしか考えられない」ことを実感すると思います。
私たちの脳は、言葉によって世界を認識しています。
言葉がなければ、思考することはできません。
私たちは言葉を使って考え、判断し、未来を描いています。
そして、普段一番多く聞いている言葉は誰の言葉でしょうか?
それは、自分の言葉です。
つまり、「自分の言葉の質 =思考の質」なのです。
言葉を変える
エフィカシーが高い人は、エフィカシーを上げる言葉を使っています。
- 楽しい
- 面白い
- 最高
- やってみよう
一方で、エフィカシーが低い人の言葉は、
- 無理
- 最悪
- どうせ
- ついてない
こうした言葉は、脳に「できない前提」を植え付けます。
エフィカシーを上げる第一歩は、自分の言葉(特に無意識のつぶやき)を変えることです。
日常の中で無意識に出てくる言葉を、意図的に変えていきます。
最初は、心で思っていなくても意識的に言うだけで構いません。
それを口癖にし、習慣化していくのです。
そうすると、やがて無意識に染み付きます。
さらに続けると、脊髄反射で前向きな言葉が出るようになります。
習慣化させる方法
ある情報によると、「何かを習慣化させるためには1日数十回、数ヶ月かける必要がある」とあります。
「エフィカシーの低い人に、それを言うのか」と突っ込まれるかもしれません。
実は、もっと簡単に習慣化させる方法があります。
それは、今習慣になっていることに付け加える方法です。
例えば、
- 朝目覚めたら「ラッキー、今日もアラームで目が覚めた。ついてるー」
- 朝食を食べて「ラッキー、今日もコーヒーが美味しい、最高」
- トイレに行って「ラッキー、今日も出た。うれしー」
このように、普段当たり前に行なっている行動に、エフィカシーを上げる言葉を付け加えます。
全然ラッキーでなくても、「ラッキー」と言うのがポイントです。
言葉は前向きなものであれば、なんでもOKです。
これが口癖になれば、困難な状況になってもこのような言葉が出るようになり、そのような思考で対処できるようになります。
言葉が人生を変える
言葉 → 思考 → 人格 → 人間関係 → 環境 → 人生
- 言葉が変わると、思考が変わります
- 思考が変わると、必要な人格が育ちます
- 人格が育つと、人間関係が変わります
- 人間関係が変わると、環境が変わります
- 環境が変わると、人生が変わります
あなたの人生は、あなたの言葉によって形づくられています。
◇ 今回のまとめ
エフィカシーとは、「自分はできる存在である」という自己評価。
そのエフィカシーを高める最もシンプルな方法は、自分の言葉を変えること。
まずは一言「ラッキー」。
すべてはそこから始まります。


















この記事へのコメントはありません。