GROWモデル

コーチングの大原則

悩みの根本原因

悩み人の悩みを解決することは何故難しいのでしょうか?

その根本原因は「情報不足」です。
実は自分の事が良く分かっていないし、相手の事も良く分からない。

今置かれている状況を正しく理解していないし、何のためにそれをするのか本当の目的も明確になっていません。

そしてもっと解決を難しくしているのは、知らないのに知ったつもりになっている「思い込み」です。

コーチングは、この「思い込み」や「情報不足」を解消する作業を上手に行うスキルとも言えます。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という格言にもあるように、敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない、ということです。

人間にはかなり保守的な側面があり、「当たり前」とか「常識」に基づく思考によって行動するパターンが多いようです。
「思い込み」で行動した結果、成果が得られず、それでも同じ方法を繰り返して成果を望むことは、愚かな行為と言わざるを得ません。

まずは、役に立つ情報が引き出されるように、私たちのコミュニケーションパターンを変える必要があります。

GROWモデル

街並みコーチングの基本スキルに「GROWモデル」があります。

  1. Goal(目標・目的)
  2. Reality(現実)
  3. Option(選択肢)
  4. What,When,Who,Will(何を、いつ、誰が、実行する意志)

これらの4つを本音レベルで聴くことが出来れば、気づきや考え方の変化が生まれてきます。
特に1と2は重要です。

「1.Goal」については、目標に留まらず、さらにその先にある目的に目を向けて、「本当にやりたいことは何か」「あなたが心から満足できる理想の状態はどんな様子か」「具体的に欲しい成果は何か」「人生の中でどうしても実現したいことは何か」などを自由に発想し、話しができたら良いでしょう。

「2.Reality」については、一部の情報だけを切り取って、感情的に断定しているケースもあるため、もう一度現場検証するつもりで状況を確認します。

例えば、「別の視点で見る」「別の人の立場で見る」「時間の流れでどう変化したのか見る」などです。
そして、この2(現実)に対して「本当はどうしたかったの?」という1(目的)を明らかにすると、「現状の意味」や「そのような感情・行動の背景にある目的」に気づいたりすることができます。

このように「現状を明らかにする」ことと「目的を定める」ことが出来れば、3の「目的に近づけるために出来ること」や、4の「いつから始める」などが自然に出てくるようになり、実現に向かって進むことが可能になります。

GROWモデル事例

GROWモデル:コーチング分かりやすい事例を紹介します。

詳しい説明は省きますが、2.の現状を少し解きながら、1.を聴き、3.4.を発想できるように質問しています。

cl:クライアント
co:コーチ

cl:うちの部長は全く部下の話を聞いてくれないんですよ。
いつまでもこんなやり方じゃ商品売れるわけないんです。

co:話を聞いてくれないんですね。
昔から話を聞いてくれなかったんですか?(別の視点・時間の流れで現場検証)

cl:まぁ、私が新入社員の頃は結構聞いてくれましたけど…

co:部長はどうしてその方法で売ろうとしているんですか?(相手の視点で現場検証)

cl:…さぁ、昔はそれで実績が出たからじゃないですかね~…

co:ところで、Aさんがこの会社で一番やりたい事は何ですか?

cl:え、一番やりたい事ですか?
…うーん、やっぱり、他社にはない斬新な商品やサービスを生み出したいですね。

co:斬新な商品やサービスを生み出す会社ってどんな会社ですか?

cl:やっぱり社員のチームワークが良くて、皆が信頼し合える感じかな。

co:斬新な商品のアイデアが生まれたら部長に伝えますか?

cl:もちろん伝えます。

co:部長のリアクションは?

cl:凄く喜んでくれて、「是非その企画を進めよう」と肩を叩いてくれます。

co:これから部長とどんなコミュニケーションを取りたいですか?

コーチングはとてもシンプル

コーチングの大原則上記事例のように、コーチが行っていることは、現状を明らかにし、本当にやりたいことを聴き、それを実現するために何ができるのか、を質問するだけです。

質問するだけで良いのは、人は必ず自分の中に答えを持っているからです。

コーチングの大原則

  • 人は誰もが自分で答えを見つけ出す力を持っている
  • 人は誰もがパーフェクトな存在である
  • 人は誰もが限りない可能性を持っている

これはコーチングの基本的な考え方であり大原則です。
コーチはこの原則にのっとってクライアントと関わります。

コーチが相手をありのまま受け入れ、無限の可能性に目を向けることで、気づきが生まれ、アイデアや勇気が湧いてくるという現象が生じます。

コーチングには勿論様々なスキルや理論がありますが、一番重要なのは、クライアントをとことん信じて、本当はどうしたいのか、どうなりたいのか、そうするためには何ができるのかを、丁寧に聴くことに尽きます。

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